この記事は、前回記事からの続きになります。
前回は型番不明のMacBook Proをバッテリー以外修理するところまでやりました。
前回の記事を読まれていない場合は、以下のリンクから読んでください。
PCの起動とOSの実行が前回まででできたわけですが・・・。
この時点では、バッテリーはついていますが完全に壊れています。
さて、ジャンクで買ったMacBook Pro。
やっぱり気になるのはパフォーマンスです。
2013年の製品なので、果たして実用に耐えうるのだろうか・・・?
まずはベンチマークソフトでCPUとグラフィックの性能を測定してみましょう。
とりあえずベンチマーク測定
今回使用したベンチマークソフトは
CINEBENCHとGeekbenchです。
どちらも定番のベンチマークソフトです。
ドラクエXのベンチマークもやりたかったのですが、残念ながらMacOSに対応していませんでした。
まずはCINEBENCHの結果。
続いてGeekbenchの結果です。
めちゃくちゃ低い!
確かにMac OS Mojaveを使っていて、若干カクつく時があります。
一応Mojaveに対応しているモデルのMacBook Proのはずですが。。
ネットで同モデルのベンチマークを調べてみました。
上画像の詳細はこちら
2.5倍くらいちがいますやん・・・。
なんでだ?
ちょっと重いくらいで異常はどこにもない。
電源アダプターつけて起動しているから電力供給も問題ないしな。。
と思っていたときにこんな記事を見つけました!
MacBook / MaBook Pro、バッテリー抜きAC駆動では40%低速
10年以上前の記事ですが、OSの機能で実装されているのであれば変わっていなさそう。
ベンチマーク中のCPUの状態を見てみましょう。
Intel® Power Gadgetというアプリケーションを使ってみました。
左側の上から2番目の「GHZ」の項目、1.20で一定で止まっています。
つまりCPUが1.2GHzしか出ていない!
搭載しているCPUのスペックは、
Intel Core i7-3840QM 2.8GHz(Turbo Boost使用時最大3.8GHz)
なので、CPUの異常でなければおかしい数値ですね。
Intel® Power Gadgetのその他の数値も一定の値で頭打ちになっているので、おそらく制限がかかっていると予想できます。
というわけで早速バッテリーを買って調べてみます。
バッテリーを交換する
バッテリーもヤフオクで購入しました。
7000円(送料別)
互換品も数種類ありますが、大して金額変わらないので、純正のものを購入しました。
まずは中途半端に壊れたバッテリーを外すところから始めます。
バッテリーの裏は接着剤でかなり強めに本体フレームに固着しています。
丁寧なやり方だとロジックボードまで分解して、接着剤を溶解する液体などを使いますが、面倒なので針金を隙間に入れて無理くり剥がすやり方をしました。
こんな感じでベリッととれます。
外したバッテリーがこちら。
どうしてこんなことになってしまったの。。
このあとは新品のバッテリーをつけて完成です。
(写真をとり忘れました)
ベンチマーク測定 with バッテリー
バッテリーを付けたところで再度ベンチマーク測定を行います。
まずはCINEBENCHから。
続いてGeekbench。
おおお!上がってる!
そして想定していたくらいの数値がでています。
ベンチマーク時のCPUの状態も見てみましょう。
バッテリー交換前とは違い、ちゃんとTurbo Boostも機能しています。
これにて修理完全終了です。
やったー!
まとめ
あんまりこんな状況になる人はいないと思いますが、
MacBook, Macbook Proはバッテリーなしではパフォーマンスが著しく落ちる!
という結果となります。
これは省電力モードなどの設定変更で解除できるものではなさそうです。
もし同じような状況になった人はバッテリーをつけましょう。
最後に今回で使った全費用の紹介です。
・MacBook Pro (Retina, 15-inch, Early 2013)ジャンク
→7,580円
・ボトムケース
→2,980円
・バッテリー
→7,000円
・電源アダプター
→5,000円
合計 22,560円(+送料)
かなり安くMacBook Proを手に入れることができました。
今後も機会があればジャンクPCに手を出して行きたいと思います。
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