こんにちは、エンジニアの君島です。
Cloud Questのようにに、AWS Skill Builderに新しいコンテンツが追加されていました。
re:Invent2023でマンダリンベイでやっていたAWS BuildersCardsがオンラインでできるのかと思ったのですが、こちらは別のゲームになります。
AWS Skill Builderの無料アカウントでも遊びながらAWSサービスやアーキテクチャを学ぶことができるゲームになっています。できたばかりのゲームなので、ランディングページも公開されてから徐々にアップデートされてきていますね。
2023年12月現在、言語は英語しかありません。しかしながら、難しい英語は出てきませんので英語が苦手な方でも翻訳ツールを片手に、遊びながら学ぶことができると思います。Wikiじゃないんですが、記事にしてみました。
目次
ゲーム
概要
Develop a working knowledge of AWS Cloud services, and learn how they interface within a solution in this 3D virtual card game.
カードゲームをしながらアーキテクチャーやサービスの知識を学ぶことができるようになっています。
システム要件
なお、以下のようなシステム要件があります。恐らくご使用のPCで問題無いと思います。
OS: 64Bit operating system (Windows, macOS and Linux)
Storage: 1GB available space
Network: Broadband internet connection (VPN connection not recommended)
Graphics: Integrated or dedicated 3D graphics
Resolution: 1600×900 or lower recommended
Browser: Firefox, Microsoft Edge and Google Chrome browser (HTML 5, WebGL 1.0 or 2.0, WASM)
Input: Keyboard and Mouse are required to play
Recommendations: Close all 3D graphics or CPU intensive applications
始め方
こちらのランディングページのリンクから入るのが最短経路だと思います。
AWS Skill Builderの画面が出てきますので、register/登録からサインインしてみてください。
AWS Card Clashは有料のサブスクプランでなくても利用できるので、アカウント登録していない方はまずは無料のプランで試してみましょう。
サインインが済んだら、”Play Now”から実際にAWS Card Clashで遊んでみましょう。
ルールを知りたい場合は、”QUICK TUTORIAL”へ。もう始めたいという方は、”PLAY”に進んでください。
ルール
目的
空きスロットに適切なサービスカードを配置してアーキテクチャーを完成させること
勝利条件
ゲーム終了時にスコアが多い方が勝ちとなります。
ゲームの終了条件
アーキテクチャーを完成させるか、いずれかのユーザーのデッキからカードが無くなった場合。カードが無くなっても負けにはなりません。
カードの種類
カードの種類は3種類あります。
- サービス
- スロットに配置して点数を獲得することができます
- エネルギー
- 1ターンにつき1枚使用することができ、エネルギーを貯めることができます
- セキュリティ
- 配置したサービスカードを保護することができます
- 保護するとスティールやNPCの破壊から守ることができる
場
NPC
場には2種類のNPCが存在します。
1人は対戦相手。もう一人は、ランダムに邪魔をするキャラクターです。
Cloud PractionerのパスではMiss Gorillaという帽子をかぶったゴリラのキャラクターで、自分と相手に対して、セキュリティ保護されていない、配置済みのサービスカードを1枚だけ破壊します。
ユーザーの操作
ターン開始時に手札が6枚になるようにカードが配られます。
この6枚の手札を操作して、ターン終了したい場合にはターン終了ボタンを押します。
具体的には、ターン内で以下の操作を行う事ができます。
- エネルギーカードを場に置くとエネルギーを獲得することができます
- スロットにサービスカードを置くと、スロットに記載された数字と同じ数だけのエネルギーを消費して、さらに同じ数だけポイントを獲得することができます
- エネルギーを消費して、自分で配置したサービスカードを保護することができます
- エネルギーを多く消費して、相手が既に配置したスロットに上からさらに同じカードを置く”スティール”をすることができます
- 不要なカードは捨てることができます
エネルギー
エネルギーという概念についてもう少し解説します。
エネルギーを消費して、スロットにサービスカードを配置、あるいはセキュリティカードで保護します。
消費するエネルギーは、スロットに書いてある数字になり、正しく配置できるとこの数字と同じポイントを獲得できます。
エネルギーは1ターンに1回復します。最大で15まで貯めることができます。
なお、エネルギーカードは1ターンに1枚しか使えません。
スロットに誤ったサービスカードを置こうとすると1エネルギー減点となります。それ以外の誤った操作(例えばエネルギーカードを1ターンに2枚以上使用する等)をしても減点にはなりません。
まとめると…
AWS Card Clashはターン制のカードゲームで、
エネルギーカードを使用してエネルギーを貯めて、適切なスロットにサービスカードを配置してポイントを貯める。
相手にスティールされたり、NPCに配置したサービスカードを破壊されないようにセキュリティ保護も忘れずに実施する。
最終的にポイントが高いユーザーが勝利となります。
ゲーム終了時はスコアのサマリーが表示されます。
遊んでみよう
パス選択
2023年12月現在、まだCloud Practionerがオープンしています。残りのServerless DeveloperとSolution ArchitectはComming soonとなっているので、近々オープンするのでしょう。
パスを選択したら次の画面に遷移します。
ステージ選択
パスの中に複数のステージが用意されています。ステージごとに異なるデッキ、及び完成させるアーキテクチャー図が予め用意されています。
1ステージごとに最大3つのスターを獲得することができ、獲得したスターの数に応じて選択できるステージが増えていきます。
例えば、以下のようなステージ14はスターを19個集めると開放されるステージとなっています。
プレイしてみよう!
アーキテクチャ図を見るとなんとなく何が入るか分かる気がしますが、正直それぞれのスロットに何が入るかはわかりません。
このステージのアーキテクチャ図、特に右側部分はその典型例かと思います
でも大丈夫です。ちゃんとヒントがありますので、1個ずつ見ていきましょう。
まずは画面下の方にある”?”を見て全体の概要を把握しましょう。
そうすると、このステージのテーマや説明がテキストで表示されます。
こちらはオンプレミスからクラウド上にあるストレージにアクセスすることがテーマのようです。これだけでなんとなく使用するサービスが想像がつく方もいるでしょう。イメージが湧かない方も安心してください。利用するサービスには、オレンジのハイライトがついて表示されます。
ただ、まだこれではどのスロットにどのサービスカードを入れたらいいかが分かりませんね。スロットをクリックすると、そのスロットに入るサービスの説明が記載されています。どのセキュリティカードを使用することができるかといった記載もあります。
一方で、手札のカードにもヘルプがあります。このサービスがどのようなものかを説明してくれます。これらの情報を組み合わせて、適切なスロットにサービスカードを配置していきましょう。
分析
デッキの構成
デッキはステージごとに異なるカードで組まれていて、ユーザーは操作をすることはできません。
そこで、どんなカードが含まれているかデッキを使い切るようにして調査しました。ただ、CPUが勝手にアーキテクチャを完成させてしまうので結構苦労しました。
以下は、とあるステージでデッキ構成を調査するために記録したシートです。
とあるステージだけの構成にはなりますが、サービスカードの比率は半分以上を占めます。不正解のサービスカードも含まれていますが、誤差の範囲内でしょう。また、同じカードは4枚以上入っていることが多いようです。
NPCの戦略と特徴
- サービス配置を優先している、セキュリティカードの配置は2の次
- 1ターンに3枚程度消費することが多い
- ユーザーよりも引きが良い気がする(エネルギーが溜まりやすい気がする)
攻略方法
以下にカードゲームとしての攻略方法を記載しておきます。
- ゲーム序盤はエネルギーカードの使用を重視して、手札はガンガン捨ててカード交換を進める。
- +3、+2が重複したら1枚だけ残して、後は捨てる
- +1が1枚だけ残るなら残してもいいが、複数枚を手札に残す必要は無さそう
- 理想のアクションは、1ターンにサービス配置とセキュリティ対策を同時に行う
- 最優先は、相手がセキュリティ対策する前にスティールして、セキュリティ対策を済ませよう
- 上記のアクションが同時にできない場合は、何も行動せずに手札を全て捨てることも有り
まとめと告知
もしプレイをしていて知らないサービスが出てきたような場合は、自分で調べてみるのが良いと思います。漫然とサービスについて調べるよりも、こうしたゲームをきっかけにした方が興味が湧くと思います。
また、繰り返しプレイすることで、よく利用されるアーキテクチャーパターンを覚えることができると思います。
学生や新入社員、セールスチームなどAWSのことを知らない人達にとっては、ゲームをしながらどのようなことができるのか、どのようなサービスがAWSにはあるのかを知ることができるいい機会になる素晴らしいコンテンツだと思いました。今後の拡張にも期待ですね。
ちなみに、恐らくスターを全て3つ揃えることを目指すゲームではないのですが、コンプリートを目指したくなってしまいます。
私の引きが悪すぎて、ステージ2でどうしてもスターを3つ揃えられませんでした。
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