AWS Partner Central API for Sellingを使うための準備と疎通確認してみた

こんにちは、エンジニアの君島です。

 

AWS パートナーならご存知、パートナーセントラルにAPIができました。オポチュニティの管理や自社CRMへの組み込みなど、いくつかの応用が考えられそうですね。

APIを使って色々する前にAWS CloudShellで疎通と動作の確認をしてみましょう。

 

事前準備

概要

API利用するためには大きく分けて3つのステップがあります。

  1. AWS Marketplace Seller アカウントを Partner Central にリンク
  2. IAM で権限設定
  3. 署名バージョン 4 (SigV4) を使用して API 呼び出し認証

 

この通りであれば、アドミン権限でAWS CloudShellで疎通確認しようと思った時は権限やAPI認証は省略できそうです。実際にやってみましょう。

 

AWS Marketplace セラーアカウントを Partner Central にリンク

APNポータルでのユーザー設定

APNポータルにアクセスしてリンクしてみましょう。

ただし、アライアンスチームの権限だけでは以下のように権限が足りていないようです。

 

 

APNポータル上で、権限のあるユーザーに依頼をして、Cloud adminの権限を自分のユーザーに追加してもらいましょう。Manage rolesの画面でこのように出ていればOKです。

 

 

APNポータルとセラーアカウントとの紐づけ

APNポータルとセラーアカウントとの紐づけをするにあたって、確認ダイアログがでてきますが、そのまま続行しましょう。

画面下部の方にAWS Marletplace accountのエリアがあるので、そこからMarketplace Sellerアカウントの情報を登録してください。

 

 

AWS CloudShellから疎通確認してみよう

実践編

Adminアクセスできるようなユーザーでマネコンに入ってAWS CloudShellを開いてみましょう。

サンドボックスでテストしたい場合はcatalogにSandboxを指定します。

catalogをAWSにすれば本番、つまりは自社のパートナーセントラルで登録してある情報を参照することができるようになります。ということで、基本的にはSandboxを指定して検証を進めましょう。動作が確保できるようになってから、向き先を本番に切り替えるのがいいでしょう。

では、早速Sandbox向けに試してみましょう。

例えば、オポチュニティをリストするには以下のようなコマンドを打ってみると、結果が返ってきます。

 

 

ちなみにAmazon Qのサポートをオンにしましたが、まだまだデータが少ないのか、partnercentral-sellingでの入力補助はなかなか利用が難しいかもしれません。

 

 

制約

AWS CloudShellとはいえ、以下の条件を満たしてないと正常に結果が返らないのでご注意ください。

  • リージョンはus-east-1
  • AWSアカウントはMaketplace Seller アカウント

これらを満たさない状態では、そもそもエンドポイントにアクセスできないようですね。コマンドを実行しても以下のようにエラーになってしまいます。

 

 

まとめ

AWS Partner Central API for Sellingを使用するための準備と、AWS CloudShellを使った疎通確認の方法をまとめてみました。

Marketplace Sellerアカウントの設定が必要なので、誰もが試すことができるというような内容ではないかもしれませんが、今度は応用をしてみたいですね。

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君島翔
君島翔
AI事業部事業部長株式会社ギークフィード
Java, .NET系の言語が得意。Laravelも使います。 エディタはvim派。 自分が楽するためにテストやビルド、デプロイを自動化させたい。 2022-2023 AWS Ambassador / 2022-2023 Japan AWS Top Engineer / 2022-2023 Japan AWS ALL Certifications Engineer

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