AWSでKamailioを構築

こんにちは、エンジニアのリリアンです。

過去の記事(Kamailioとはなにか)でKamailio SIP Serverについて、ご紹介しました。今回は、CentOS 7を利用してKamailioを構築する手順をまとめようと思います。

前提条件

  • CentOS 7
  • Kamailio 5.4
  • MariaDB

インスタンスを作成

AWSでKamailioをインストールので、まずはEC2のCentOS7のインスタンスを作成します。

MariaDBをインストール

事前設定

インスタンスの作成が完了すれば、MariaDBをインストールします。

Databaseをインストール前に、以下のモジュールを無効にしましょう。

・SELinuxを無効にします。

・EC2のセキュリティーグループを使うので、IPtablesとFail2banも無効にします。

MariaDB Database server

次、MariaDB Database serverをインストールします。

以下のように設定します。

MariaDBのインストールは完了です。

Kamailioをインストール

事前準備

必要なパッケージをインストールします。

Kamailio PRMリポジトリを追加

/etc/yum.repos.dkamailio.repoを作って、以下の内容をkamailio.repoにコピペします:

Kamailio SIP Serverをインストール

リポジトリを追加したら、CentOS 7に Kamailio SIP Server をインストールします。

/usr/lib/systemd/system/kamailio.serviceの内容を確認します。 kamailio.serviceが存在しない場合、以下の内容で作りましょう:

Databaseを起動します。

vim /etc/kamailio/kamctlrcを実行して、以下の項目を変更します:

Kamailio databaseを作成します。

MySQL root パスワードの入力を求められたら、mysql_secure_installation で作成された MySQL root ユーザーのパスワードを入力します。

すべての質問にYesで答えます。

続いて、Kamailio設定ファイルを編集します。

Kamailioを起動します。

自動起動の設定

設定反映はKamailioを再起動する必要があります。

おわりに

ここまで、Kamailioのインストール完了しましたが、いかがでしたでしょうか。また機会があれば、Kamailioのサーバーでdispatcherの設定と確認手順を紹介します。是非、ご参考にしていただければ幸いです。

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