こんにちは、エンジニアの君島です。
この記事は、ギークフィードアドベントカレンダー2024の7日目の記事です。
先日、育休から復帰しました。
久しぶりにAWS CloudShellを開いてみると右下に気になる表示が出てきていました。
いつの間にやら、AWS CloudShellから簡単にAmazon Qを使用できるようになっていました。Amazon Q CLI in CloudShellと呼ぶそうです。
Amazon Qはマネコンから生えるものと思っていましたが、CloudShellからもQが利用できるんですね。
昨年の登場時だったか、少なくとも私が育休に入る前からqコマンド自体はあったと記憶しています。ただ、以前はどこまで使えるか掘り下げていなかったので、復帰した機会に調べてみました。
使ってみよう
使い方
何も考えずにqコマンド実行するとヘルプが出てきます。
chat、translate、doctorができるんですね。
chat
Amazon QのチャットがCLIでできます。
@historyや@envなどShellのコンテキストも利用できるんですね。CLIで詰まったら試してみようかなと思うところ。
translate
自然言語でコマンドを生成してくれます。画像のように日本語でも使えるのもいいですね。CLIで日本語入力はなかなか違和感あるかもですが。
♯プロンプトでqコマンドに変換してくれるので、シングルクォーテーションで括らなくても問い合わせられます。
実行後にメニューがあって、そのまま実行したり、コマンドの編集したりできるのもいいですね。
doctor
Amazon Qのインストールチェックのようなので、基本的には問題もないし、使うことも無さそう。検証用。
コマンド補完
実際、Amazon Q CLI in CloudShellで一番使うのはこれかなというのは補完機能ですが、サジェスチョンの精度は今後にも期待したいです。
zshにしてからのみ有効になりますが、コマンド途中にサジェストしてくれます。もちろんawsコマンド以外も対応してくれます。
とはいえ、せっかくCloudShellに統合されたならリージョンやアカウントの文脈も読んで生成してもらえないかと思ってしまいますが、ドキュメントのコマンドをコピーするよりも既に良いですね。
なかなか東京を示してくれない。韓国の方がCLIよく使っているのだろうか(ap-northeast-2はソウルです)。
まとめ
いつの間にかAWS CloudShellからもAmazon Q CLIが実行できるようになっていました。
Amazon QはマネコンのGUIで使うイメージがつよかったですが、CLIでも活用し甲斐がありそうです。
今年のre:InventでもAmazon Qのアップデートがあったので、そうした機能も今後CLIに追加されるかもしれませんね。
IDEやエディタに統合しそうなDeveloperのための新機能が多かったので、CloudShellでどこまで利用できるようになるかはわかりませんが、今後も注目していきたいです。
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